おすすめファンタジーBL小説!「魔道祖師」作:墨香銅臭 (美人攻め)

おすすめBL小説

全4作で、とても読み応えのある本です。その分どっぷりこの世界にハマります。
ある登場人物が魅力的すぎて、筆者は読了後、四六時中その人のことばかり考える状態がしばらく続きました…。(まさに恋していました笑)

「魔道祖師」のあらすじ

<あらすじ(紹介文抜粋)>
かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた「魏無羨(ウェイ・ウーシェン)」はすべてを失い非業の死を遂げた。しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。それから13年後——別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。正体を隠し過去と決別しようとするが、よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、濫忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまう。 自由奔放で快活な魏無羨(ウェイ・ウーシェン)と、品行方正で寡黙な濫忘機(ラン・ワンジー)。前世の記憶の中では衝突してばかりいたはずなのに、なぜか彼はそばを離れようとせず――。 あの日の旋律が再び二人を巡りあわせる。

この小説の魅力~ここがイイ!~

このお美しい方が「濫忘機(ラン・ワンジー)」(攻)です。彼は名門の家に生まれた修仙者で、非常に真面目で道徳的な性格です。かつ圧倒的美貌の持ち主。
彼は常に冷静沈着で無口ですが、心の奥には秘めた熱い想いと強い意志を持っています。後述する魏無羨(ウェイ・ウーシェン)に対しては、波乱万丈な彼の人生に理解と支えを示し続け、その忠誠心と献身は…見ていて…たまらんのです
萌えポイントに、彼の自制心の強さがあるのですが、彼は子供のころから礼儀、所作、学問、鍛錬、禁欲、心を静めることなどを修行で叩き込まれています(そして戦闘力も激つよ)。その洗練された清らかさに、筆者はどうしようもなく色気を感じてしまいます。
彼が少年の頃、相手(受)と初めて出会い、彼への感情が変化していく様子も必見です。

一方、こちらが主人公の「魏無羨(ウェイ・ウーシェン)」(受)。終始この人の視点で物語が進みます。彼は自由奔放で聡明な修仙者です。こちらもまた非常に魅力的な人物です。
元々ノンケなので、前世では全くそんな風には濫忘機(ラン・ワンジー)を見ていません。明るく人気者で、ユーモアに富んでおり、真面目な濫忘機(ラン・ワンジー)に度々いたずらをしかけます。
彼の人間性がまたこの物語の魅力の一つで、彼の正義感や気持ちの強さには、たびたび胸を打たれます。ネタバレになるのであまり言えませんが、彼が友人のために行ったある行動が4巻で明らかになった際は、衝撃で思わず涙がこぼれました。

この小説の世界観は、中国の仙侠です。若い修士たちの対立や同盟、陰謀と復讐、友情や愛情が複雑に絡み合う壮大なストーリーが展開されていて、ファンタジー小説としても十分に楽しめる、読み応えのある一冊です。

最初、漢字が多いな?と思うかもしれませんが(人物名が漢字なので)すぐ慣れます!保証します!笑
※四巻から急にR18になります笑

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