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なんだこれ!おもしろすぎる!!!(←読んでる最中の心の叫び)
かつて子供時代、ハリーポッター、ダレンシャン、守人シリーズ等々、学校の図書館にあるあらゆるファンタジーを読み漁り、胸を躍らせていたあの感覚が蘇ります。この歳(30過ぎ)になってまたこの感覚を味わえるなんて…! 1巻は特に、手に汗握る怒涛の展開で、息つく間もありません。ドキドキハラハラ、無我夢中で読み終えました。 しかも、この本、上記に挙げた子供向けファンタジー作品よりも、もうちょっと大人向け(だからちょうどいい)。なぜなら、登場人物も全員20歳以上の若者で、戦闘も本格的、容赦なく人が死にます。恋模様の描写も大人向け。竜も出てきて、魔法も出てきて、「ザ・ファンタジー」なのにここまで世界観にのめり込ませられる本とは久しぶりに出会えました。もうこの歳になると、本に対する目も肥え(?)、または感性が衰えているのか、生半可なファンタジーだとつまらなく感じてしまう傾向があるのですが(悲しい…)、そんな先入観を嬉しくも、見事にひっくり返してくれた本でした。
あらすじ
竜の騎手たちが魔法の力で国防を担う国ナヴァール。書記官を目指していた20歳のヴァイオレットは、軍の司令官である母親の命令でバスギアス軍事大学に入学して騎手を目指すことに。だがそこは、入学者の大半が命を落とす死と隣り合わせの場所だった。
新入生の多くはライバルを減らして竜と契りを結ぶため、小柄なヴァイオレットを殺そうとする。また彼女が所属する第四騎竜団(Fourth Wing)の冷酷な団長ゼイデンも司令官への恨みから、娘である彼女の命を狙っていた。しかし有能で魅力的な彼にヴァイオレットは強く惹かれてゆき……。
彼女を待ち受ける極限状態での恋、友情、そして命懸けの戦いの行方は――。
(amazon商品ページ「フォースウィング 上」紹介文より引用)
下巻になると、思った以上にロマンス色が濃くなります。いやー、おばさんうっとりしちゃうわ(誰)。ゼイデンかっこいいよね。これはちょっと…子供には読ませられません。ですが、上巻を超えるさらなる激闘も繰り広げられ、登場人物の立ち位置の全体像が見えてきて、ストーリー全体に動きが出てきます。そしていいところで終わる。早く2巻を…。
一巻(上・下)の感想(※完全ネタバレあり)
これから本書を読みたいと思っている方は、絶対に読まないでください!!ネタバレだらけです。
入学の最初の関門(橋を渡る)であっさり死人が出たので、ショックでした。なるほど、こんな感じなのね…と。そして俄然、面白くなる!主人公のヒロインが華奢なのに不屈の精神で難関を乗り越えていく展開に手に汗握り、ゼイデンというキャラにヒロインと同様惹き込まれ、彼の容貌を頭の中で完璧に想像する(笑)。主人公が黒竜に選ばれたシーンはまさか過ぎて、本当に、本当に胸が高鳴った…!竜との絆って思ったよりも強い。こういう種類の興奮って、やっぱりファンタジーならではですよね。
下巻になると、ロマンス色が想像以上に濃厚で笑 まぁ私は大好きですけど、性行為の描写も詳細で、純粋にファンタジーだけを求めている人にはどうなのかなと思いました。上巻と違い、ヒロインが最強に近い竜と絆を結び、魔力も得ているので、いつ他者に殺されるかという危機感とハラハラ感が少し薄れます。ロマンスが濃すぎてややお腹いっぱい感を感じていた矢先…。ゼイデンの秘密、この国の在り方に急にストーリーが広がり、新展開の激闘(初めての実践!)にまたもや無我夢中でページをめくっていました。
そして…あぁ、リアムが死んだ…。好きなキャラだったのでつらかった。筆者さん、容赦ないな。そして、まさかのゼイデンたちが正義側…?まるで映画を観ているみたい。いや、これ絶対いつか映画化する!
最後のブレナン登場(!)と言い、気になるところで終わります。早く続きを読みます。
